Le sourire(ル・スリール)は、「合同会社aqua」が運用するブランドです。
展開するアイテムは主に、ビジネスシーンに向けた小物で、楽天やamazonなどのオンラインショップで運営を行なっています。
中でも特に評価が高いのが小銭入れで、Le sourireの展開する「極小・小銭入れ」は楽天のメンズコインケースランキンキングで1位を受賞した実績があります。
しかし、Le sourireはまだまだ歴史が浅いブランドである為、その品質にいささか疑問を持っている方も多く、レビューにも賛否両論があるようです。
そこで、今回は小銭入れオタクである私が、Le sourireの小銭入れ「極小・小銭入れ」を徹底的にレビューしていきます!
小銭入れオタクの目線からみた「クオリティー・機能性・デザイン性・コストパフォーマンス」を厳しく評価していきますので、是非小銭入れを購入する際の参考にしてみて下さい!
極小・小銭入れのプロフィール
まずは、極小・小銭入れのプロフィールを紹介していきます。
Le sourire(ル・スリール)/ 極小・小銭入れ
折りたたんだサイズは名刺よりも小さい、ミニマリストに向けた極小設計の小銭入れ。フタ部分を受け皿にすることで、ボックス型のように口が大きく開く設計になっている。
価格 | 2,199円(税込み) |
---|---|
製造・生産国 | 不明 |
タイプ / 特徴① / 特徴② | 2つ折り小銭入れ/ 口が大きく開く/ 極小サイズ |
機能 | 小銭入れ×1 |
素材 | 外装:フルグレインオイルレザー 内装:フルグレインオイルレザー |
カラー | ブラック/ダークブラウン/キャメル/ライトブラウン |
ブランド / 商品名 | Le sourire(ル・スリール)/ 極小・小銭入れ |
色展開
色展開は、「ライトブラウン・ダークブラウン・ブラック・キャメル」の4色展開になります。
ビジネスシーンで使いやすいベーシックカラーを軸とした展開になっています。どの色を選んでも、スーツにピタリとハマります。
革の特性上キズが目立ちやすいため、ダメージが気になる方はブラックを選ぶと良いでしょう。
内部は、表面と同じ素材・色味の革で仕立てられています。小銭入れ部分は、表面の革の裏面になります。
一枚革で仕立てられており、各色裏地の色味は素材と同様です。写真を見ると、裏地の革がカサついているように見えるので、使い始めにオイルを塗りこんだ方が良いかも知れません。
内部のホックの上には、各色ワンポイントで「Le sourire」の刻印があしらわれています。
極小・小銭入れのディティール
極小・小銭入れの素材
極小・小銭入れは素材に関する情報が少なく、販売サイトによっては素材の表記も異なっています。
そこで、まずは素材に採用されている革を詳しく見ていきます。
極小・小銭入れの販売サイトを見てみると、アマゾンでは「フルグレインレザー」、楽天では「オイルレザー」と2つのサイトで素材の表記が分かれていることに気づきました。
フルグレインレザーとは、通常の皮革は革の表面を削り加工を行うのに対して、革の表面を削らずにそのまま使用している素材の事です。
牛が生前つけた傷や皺をそのまま残しているのが特徴です。
この2サイトの表記から、極小・小銭入れの素材には「フルグレインオイルレザー」が採用されている事が推測されます。
では実際に、極小・小銭入れの商品画像をみていきましょう。
商品画像を拡大してみました。開口部には皺があり、ブランドロゴ部分に色ムラが現れている事がわかります。
開口部の皺は、前述の通りフルグレインレザーの特徴です。牛が生前につけた皺がしっかりと素材に現れています。
次にブランドロゴ部分の色ムラですが、これはブランドロゴのくぼみによってオイルの入りにムラが出たものでしょう。
この2つの特徴から、極小・小銭入れには間違えなく「フルグレインオイルレザー」が採用されている事がわかりました。
極小・小銭入れの生産国
極小・小銭入れの販売サイトには詳しい生産国が記載されていない為、この記事の中では不明とさせていただきます。
しかし、販売サイトにある情報から恐らく「日本を除くアジアの縫製工場」で作られている推測できます。
販売サイトの品質に関する項目を見てみると「メルセデスベンツ・ハイネケンなど、有名ブランドのグッズの製造なども手掛ける縫製工場」という記述がありました。
ややこしい表現ですが、これは恐らくアジアの縫製工場(日本を除く)のことを指しているのではないでしょうか。
ブランドネームのある国で製造を行っているならば、公表しているでしょう。
これは私個人の意見ですが、アジアの縫製工場の技術は長年各国からオーダーを受けてきた実績があり、決して品質は悪くないと考えています。
アジアの縫製工場で作った製品は、生産国が明かされない事が多々ありますが、大きなマイナス点にはならないのではないでしょうか?
極小・小銭入れの縫製・品質
縫製、品質に関しては、まずまずといったところで、使用には全く差し支えがないクオリティーと言えます。
少しだけ、購入者の口コミと小銭入れオタクの目線からみて気になった点をピックアップして紹介しておきます。
これは、内部のフタ部分を拡大した画像です。直線部分はミシン目がきれいに揃っていますが、所々に縫製の粗さが目立ちます。
大きく目立つのが、素材の切り返し部分の留めが荒いところです。
カーブ部分のガタツキも気になる所ですが、これは許容範囲と言えるでしょう。
表面を拡大した画像です。
表面のステッチはきれいに整っており、高評価です。
しかし、コバ部分の仕上げに少しガタツキがみられます。ただし、大きな歪みはないのでこれも許容範囲と言えるでしょう。
これは、購入者レビューからお借りしている画像です。
梱包を開けると、爪の傷跡があったようです。恐らく、出荷作業の際についてしまったものでしょう。
しかし、これ以外には品質に関する大きなマイナス評価は挙げられていなかったので、非常にまれに品質チェックが甘い商品が混じっている程度と考えて良いでしょう。
極小・小銭入れの収納・サイズ
極小・小銭入れの収納とサイズを下記の表にまとめました。
ここからは、詳細を写真付きで詳しく解説していきます。
収納 |
表面:なし 内部:小銭入れ×1 |
サイズ・重量
縦 | 横 | 厚み | 重さ |
5cm | 6cm | 1.7cm | 14g |
開口部にはホック式が採用されています。ホック部分には日本のメーカー「久永製作所」のスナップボタンが採用されています。
ホックを開けると、空洞の真ん中部分から小銭を取り出せる設計になっています。
フタ部分を両端から押して受け皿代わりにすることで、ボックス型に近い形状に変形するユニークな構造になっています。
中身が取り出しやすい、機能的な設計です!使い始めはフタ部分の革が硬いので、何度か革を揉んで癖をつけておくと良いでしょう。
畳んだときのサイズは、「横5cm×縦6cm」の極小設計です。
名刺を縦向きにした標準のサイズが「横5.5cm×縦9.1cm」になるので、名刺よりも更に小さいサイズです。
厚みも「1.5cm」と非常に薄型になっており、ジャケットの内ポケットにも収納が可能です。
収納可能な場所は幅広く「会社のデスクの中や、車のドアハンドルポケット」などに収めておけば、非常用の小銭入れとしても活躍しそうです。
購入した方の口コミの中には、ガマ口の中に入れたり、外出時のアクセサリーケースとして使用している口コミも見られました。
収納は、コイン15枚(999円)が収納可能な設計になっています。折りたためばお札も収納が可能です。
小銭を沢山持ち歩く方にはおすすめできないサイズ感です。極小サイズなので、ミニマリスト向けの小さな小銭入れといったところでしょうか。
極小・小銭入れの総評
Le sourire(ル・スリール)/ 極小・小銭入れ
折りたたんだサイズは名刺よりも小さい、ミニマリストに向けた極小設計の小銭入れ。フタ部分を受け皿にすることで、ボックス型のように口が大きく開く設計になっている。
価格 | 2,199円(税込み) |
---|---|
製造・生産国 | 不明 |
タイプ / 特徴① / 特徴② | 2つ折り小銭入れ/ 口が大きく開く/ 極小サイズ |
機能 | 小銭入れ×1 |
素材 | 外装:フルグレインオイルレザー 内装:フルグレインオイルレザー |
カラー | ブラック/ダークブラウン/キャメル/ライトブラウン |
ブランド / 商品名 | Le sourire(ル・スリール)/ 極小・小銭入れ |
デザイン性 | ★★★☆☆ |
クオリティー | ★★☆☆☆ |
機能性 | ★★☆☆☆ |
コストパフォーマンス | ★★★★★ |
コストパフォーマンスは、3,000円以下でフルグレインオイルレザーの小銭入れが購入できるという点から星5と高く評価させていただきました。
購入者レビューの中では、革に関するマイナス点が挙げられていなかった事から、満足できる品質の革と言えるでしょう。
デザイン性は、シンプルなデザインを採用している点からあえて星3としています。
クオリティーですが、縫製や革の品質としてはまずまずといったところで星3としたかったのですが、生産国が不明であるといった点から星2としています。
生産国をあえてはぐらかすような商品紹介に、少し乱暴さを感じられるのが残念なところです。
機能性は、ミニマリストのかたには最適な設計ですが、小銭入れとしての機能は少し物足りないといった点から、星2と厳しく評価しています。
マイナス点もいくつかありますが、総合的にはコストパフォーマンスが高くコンパクトな設計が魅力的な小銭入れと言えるでしょう。
極小設計でコストパフォーマンスの高い小銭入れを探している方は、選択肢の一つに加えてみてはいかがでしょうか。