フライングホース(FLYING HORSE)は、「グレンフィールド株式会社」によって運用されている、ホースハイドの革製品をメインに展開するブランドです。
展開するアイテムの中でも特に注目されているのはコードバンの財布で、ユーザーからコストパフォーマンスの良さが高く評価されています。
しかし、実店舗を持っておらず、販売の拠点はamazonや楽天などの通販サイトであることから、フライングホースは知る人ぞ知るブランドといった印象です。
そこで、今回はそんなマイナーブランドの小銭入れ「コードバン小銭入れ」を徹底的にレビューしていきます!
小銭入れの購入を検討している方は、小銭入れオタクの私がピックアップした【メンズ小銭入れおすすめランキング】も参考にして頂ければ幸いです。
フライングホース・コードバン小銭入れ
まずは、コードバン小銭入れのプロフィールを紹介していきます。
フライングホース/コードバン小銭入れ
ボックス形状に開く馬蹄形のコードバン小銭入れ。高いコストパフォーマンスと、口が大きく開く設計が魅力的。
価格 | 6,600円(税込み) |
---|---|
製造・生産国 | 中国 |
タイプ / 特徴① / 特徴② | 馬蹄形小銭入れ/ ホック式開口/ 中身が取り出しやすい |
機能 | 表面:なし 内部:ボックス型ポケット×1 |
素材 | 外装:コードバン(日本製) 内装:【マチ部分】ヌメ革 【ライナー】レーヨン |
カラー | ブラック/ブラウン/バーガンディ/ネイビー/グリーン |
ブランド / 商品名 | フライングホース/コードバンコインケース |
色展開
色展開は「ブラック/ブラウン/バーガンディ/ネイビー/グリーン」の5色です。
ステッチの色味は同系色で統一されていますが、バーガンディのみ少し目立った印象です。
どれもベーシックなカラーを採用しており、ビジネススタイルにもかっちりとハマります。
個人的な推しは、バーガンディです!ツヤ感の増すコードバン特有のエイジング(経年劣化)とも相性ピッタリな色味です。
マチ・フタ部分にはナチュラルなヌメ革、内部にはヌメ革と同系色のレーヨンが全色共通で採用されています。
コストパフォーマンス的に仕方ないですが、内部はレーヨンなのが少し残念です。
形状
フライングホース・コードバン小銭入れには、馬の蹄をかたどった「馬蹄形」と呼ばれる形状が採用されています。
しかし、構造は通常の馬蹄形と異なるので注意が必要です。
本来の馬蹄形であれば、上の画像のようにマチが立体的で、留め具にパーツを用いずフタの摩擦のみで開口を行う構造を採用しています。
対して、フライングホース・コードバン小銭入れは、マチが折りたたみ式になっており、開口部もホックで留める構造になっています。
通常の馬蹄形よりも、簡素化されている設計と言えるでしょう。
馬蹄形の構造を想像して購入を検討している方は、注意が必要です。こちらの記事から探してみる事をおすすめします。
フライングホース・コードバン小銭入れのディティール
ここからは、フライングホース・コードバン小銭入れのディティールを詳しく見ていきます。
素材・生産国
メイン素材のコードバンは、長野県のタナリー「宮内産業」によって日本で製造されていますが、縫製は中国で行っています。
宮内産業は創業から80年以上の歴史を誇る、日本の名門タンナーの1つです。
製品の生産体制としては、「革を日本から中国へ→中国で縫製して日本へ」という形を取っているようです。
一見非効率ですが、この体制で量産を行うことで生産コストが抑えられます。
縫製には多少不安が残りますが、コードバンの品質は極上と言えるでしょう。
内部のマチ部分には、イタリア産のヌメ革が採用されています。
詳しいタンナーは販売サイトに明記されていませんでしたが、イタリアンレザー特有の上質なエイジングが期待できそうです。
購入者の口コミ
フライングホース・コードバン小銭入れの購入者レビューは高く、品質に関する悪い口コミは見られませんでした。
しかし、1件だけ気になる口コミがあったので触れておきます。
ブラウンを購入した方の投稿に、見た目が商品写真と違ったという声ありました。
実際は、商品画像よりもう少し明るめの黄土色のようです。購入者の方は、一度ブラウンを返品し、改めてバーガンディを買い直しています。
この口コミから、暗めの茶色を好む方はブラウンよりもバーガンディを選んだ方が良いと言えるでしょう。
縫製・コバ
縫製は前述の通り中国ですが、非常にキレイに仕上げられており、ステッチの乱れなどはほとんどありませんでした。
表面のステッチに乱れはなく、非常に美しく仕上げられています。コバ処理も丁寧で、高品質と言えます。
購入者レビューの中でも、縫製に関する悪い口コミは一切ありませんでした。
検品体勢がしっかりしており、中国の中でも縫製レベルの高い工場へ生産を依頼している事が推測されます。
内部も丁寧に縫われており、ステッチも美しく整っています。
縫製にほんのわずかな乱れがあったので画像に記載しましたが、相当なオタクでなければ気にならないレベルです。
収納・サイズ
フライングホース・コードバン小銭入れの収納とサイズを下記の表にまとめました。
ここからは、詳細を写真付きで詳しく解説していきます。
収納 |
表面:なし 内部:ボックス型ポケット×1 |
縦幅 | 横幅 | 厚み |
7cm | 8cm | 1.5cm |
内部は口が大きく開き、中身が取り出しやすいボックス型を採用しています。
立体的に開き、小銭がこぼれにくいのが魅力的です。
見た目以上に大きく開きますが、容量自体はそこまでありません。小銭を沢山持ち歩く方は、少し小さいと感じるでしょう。
留め具部分にはホック式を採用しています。
マチを折りたたんでホックで固定する事で、中身をしっかりとホールドしてくれます。
折りたたんだ時の厚みは1.5cmで、非常に薄型の設計になっています。
会社のデスクや、車のドアポケットにも余裕で収まるサイズ感です。
全体の幅は、「縦7cm×横8cm」とコンパクトな設計になっています。
男性の方であれば片手に収まるサイズ感です。
スーツの内ポケットやタイトなパンツにも余裕で収まり、持ち運びにストレスを感じにくいでしょう。
幅広いシーンでの活躍が期待できそうです。総合的に、コンパクトな小銭入れを探している方にはぴったりなサイズ感と言えるでしょう!
フライングホース・コードバン小銭入れの総評
フライングホース/コードバン小銭入れ
ボックス形状に開く馬蹄形のコードバン小銭入れ。高いコストパフォーマンスと、口が大きく開く設計が魅力的。
価格 | 6,600円(税込み) |
---|---|
製造・生産国 | 中国 |
タイプ / 特徴① / 特徴② | 馬蹄形小銭入れ/ ホック式開口/ 中身が取り出しやすい |
機能 | 表面:なし 内部:ボックス型ポケット×1 |
素材 | 外装:コードバン(日本製) 内装:【マチ部分】ヌメ革 【ライナー】レーヨン |
カラー | ブラック/ブラウン/バーガンディ/ネイビー/グリーン |
ブランド / 商品名 | フライングホース/コードバン小銭入れ |
デザイン性 | ★★☆☆☆ |
クオリティー | ★★★☆☆ |
機能性 | ★★★☆☆ |
コストパフォーマンス | ★★★★☆ |
コストパフォーマンスは、上質なコードバンを素材に採用した小銭入れを6,000円台で購入できる点から星4と高く評価しています。
純日本製のコードバン小銭入れと比べると、かなりリーズナブルです!
デザイン性は、見た目が馬蹄形なだけに、小銭入れオタクから見ると構造が安っぽく見えてしまうため、星2と厳しく評価しています。
クオリティーは、縫製も美しく仕上げられており高く評価出来ますが、中国製という点に多少の不安が残るため星3としています。
機能性は、容量が小さく使う人を選ぶ点から星3と厳しく評価しています。
少しマイナス点もありますが、総合的にはコストパフォーマンスに優れたリーズナブルなコードバン小銭入れと言えるでしょう。
コードバン初心者の方に向けた、入門用の小銭入れとしてもおすすめです。
是非、小銭入れを選ぶ際の選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。