yuhaku(ユハク)は、画家であり革職人でもある「仲垣友博氏」が2009年に立ち上げた日本の革小物ブランドです。
ブランドの名前は仲垣友博氏の名前の音読み「ゆうはく」から取られており、独自の染色技術を用いて生み出される芸術品の様に美しい革小物は、日本のみならず海外の層からも厚い支持を集めています。
今回は、そんなyuhakuのプルーフフォスキーア(Proof Foschia)と呼ばれるシリーズから発売されている小銭入れ「YPF152」の魅力を皆様に知って頂きたく、記事にさせて頂きました!
YPF152は、とにかく美しいグラデーションが魅力的でデザイン性・クオリティーに優れた小銭入れです。
この記事の中では、
- yuhaku(ユハク)独自の染色技術とは?
- YPF152の特徴を徹底解剖!
- YPF152の価格は?どこで購入可能?
- YPF152がおすすめの方
といった内容の中で、YPF152について詳しく解説をしていきます。
小銭入れの購入を検討されている方は、是非購入の際の参考にしてみて下さい。
yuhaku(ユハク)独自の染色技術とは?
yuhakuとは、前述の通り2009年に仲垣友博氏が立ち上げた日本の革小物ブランドです。仲垣友博氏は、2006年から「ameno spazio (アメノスパッツィオ)」という工房で革製品のオーダーメイドを行っていた経歴もあります。
yuhakuの展開するアイテムの中で代表的なのが、独自の技術で美しいグラデーションを施した革財布です。
yuhakuの持つ染色技術は世界的に見ても類の見ない独創的なもので、その美しい色彩と唯一無二の存在感から海外の革財布に拘りを持つ層からも厚い持を集めています。
まずはそんな、yuhakuのもつ独自の染色技術について詳しく解説していきます。
ベラトゥーラ技法によって生み出される美しい色彩
yuhakuで採用されている独自の染色技術で代表的なのが「ベラトゥーラ技法」です。
通常ではグラデーションを革製品に施す為にはクリーム状の染料を重ねて行うのが一般的なのに対して、ベラトゥーラ技法は液体の染料を塗り重ねて革の銀面まで深く浸透させることによって革を染め上げます。
つまり、まるで油絵を描くように何度も色を塗り重ねることによって革のキャンバスに美しいグラデーションを描いているのです。
フォスキーア技法によって生み出される幻想的な露
yuhakuでは、ベラトゥーラ技法にのみならず「フォスキーア技法」と呼ばれる独自の染色技法を用いた革財布も展開しています。
フォスキーア技法は、繊細な色の混合で細かな色調の変化を表現する技法で露(つゆ)を彷彿とさせる幻想的なグラデーションが特徴的です。
液体染料を用いるのはヴェラトゥーラ技法と同じですが、大きく異なるのは限りなく彩度の低い色調を取り入れることにより淡い色味を表現している点です。
しかし、液体染料のみで染色を行い、かつ彩度の低いグラデーションを表現するためには傷がない高品質なレザーを用いる必要があります。
yuhakuでは、一時期タンナーからフォスキーア製法に適した高品質のレザーが手に入れられなくなった為展開を中止していました。
そこで、フォスキーア製法を新たな形で取り入れたモデルとして2019年にyuhakuから「プルーフフォスキーア(Proof Foschia)」シリーズが展開されています。
後ほど詳しく解説していきますが、今回紹介するYPF152はこのプルーフフォスキーアシリーズから展開されています。
YPF152の特徴を徹底解剖!
yuhakuから発売されている「YPF152」は、前述の通りプルーフフォスキーアシリーズより展開されている小銭入れです。
ここからは、YPF152の特徴を詳しく解説していきます。
yuhakuの弱点を克服した小銭入れYPF152
yuhakuの代表的な、ベラトゥーラ技法やフォスキーア技法を用いた革財布には”水染みに弱く、色落ちがしやすい”という弱点があります。
YPF152は、そんな弱点を克服しながら、フォスキーア技法の美しいグラデーションを表現した「プルーフフォスキーアシリーズ」から展開されています。
YPF152に施されているのは、「撥水性・色持ちの長さ」を実現する特殊なインクジェットプリントです。
インクジェットといっても、フォスキーア技法による職人の繊細な色遣いが忠実に再現されており、手染めのモデルと見分けが全くつきません。
この再現度の高さには小銭入れオタクも脱帽です。色の美しさに拘るyuhakuのプライドをひしひしと感じられます。
YPF152の機能性・プロフィール
YPF152には口が大きく開くボックス型が採用されており、開けた時に一目で中身がわかる設計になっています。
内部には、水シボの繊細な模様が美しい型押しレザーと肌触りの滑らかなスムースレザーがあしらわれており、小さなボディーながらも遊び心を感じられます。
表面にはフォスキーア技法による美しく淡いグラデーションがあしらわれており、会計シーンを華やかに彩ってくれること間違え無しです!
YFP152のプロフィールを下記の表にまとめましたので、是非参考にしてみて下さい。
ユハク(YUHAKU) / YPF152 Proof Foschia BOX型コインケース
染色の美しさと高い撥水性が特徴のProof FoschiaシリーズのBOX型小銭入れ。YUHAKU独自のインクジェットレザーの鮮やかな色味が魅力。
価格 | 15,400円(税込み) |
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製造・生産国 | 日本 |
タイプ / 特徴① / 特徴② | BOX型 / ホック式 / 大きく開く |
機能 | 小銭入れ×1 |
素材 | 国産牛革 |
カラー | ブラウン / ブルー / ネイビー / ワイン / グレイ |
ブランド / 商品名 | ユハク(YUHAKU) / YPF152 Proof Foschia BOX型コインケース - メンズ |
YPF152の詳細レビュー
- Blue
- Navy
- Wine
- Brown
- Gray
カラーは5種類、どれも大人の風合いがあって渋カッコ良いです。
開いた部分にYUHAKUの刻印。
深みのある色艶が特徴の外装に対し、さりげなく革感のあるシボが特徴的な内装が素敵です。
開けたときにひと目でわかりやすいのがボックスタイプの特徴ですよね。非常に取り出しやすいです。
ちなみに、小銭入れ自体が自立するので、片手でも小銭を取り出せます。
スーツでも、カジュアルなシーンでも活躍しそうです。
YPF152がおすすな方
ここからは、YPF152がおすすめな方について詳しく記述していきます。
一個人の意見ですが、是非小銭入れを購入する際の参考にしてみて下さい。
個性的でハイセンスな小銭入れを探している方
YPF152の存在感は、他の小銭入れと比べても圧倒的です。
yuhakuの世界観が詰めこまれた美しい配色は、他の財布ブランドにはマネが出来ない業です。こうした点から、人目を引くハイセンスな小銭入れを探している方にYPF152はピッタリであるといえます。
日本製のクオリティーの高い小銭入れを探している方
yuhakuは、革の選定・染色から縫製までを一貫して横浜の自社工房で行っています。
勿論、展開されているアイテムは全て熟練の職人によって丁寧に仕上げられます。
こうした点から、ジャパンクラフトに拘った高品質な小銭入れを探している方にYPF152はおすすめです。
同じ小銭入れを長く使いたい方
YPF152を含めて、yuhakuのアイテムは決して安い買い物ではありません。
だからこそ、購入するのであれば長く使いたいと考えている方も多いのではないでしょうか?
yuhakuでは、こうした方の為に革を染め直してくれるアフターサービスがあります。
アフターサービスが気になった方は、下記のurlをチェックしてみて下さい。
まとめ
ここまで、YPF152の魅力について解説をしてきましたが如何でしたでしょうか?
最後に、YPF152の総評をまとめさせていただきます。
yuhakuのYPF152は、デザイン性・クオリティーの高い小銭入れです。
しかし、やはり小銭入れの価格としては高価であるのが難点です。
この価格は職人による手作業や高い染色技術からみると相応であるとも言えますが、コストパフォーマンスの高い小銭入れを探している方には向いていないでしょう。
それでも、yuhakuのデザインに惹かれた方、ハイセンスな小銭入れを探している方には購入する価値がある逸品です。
是非、購入の際の参考にしてみて下さい。