革工房サトウは、インターネット通販をメインに革小物の展開を行うブランドです。
詳しい会社概要はインターネット上にありませんが、公式通販ショップやフェイスブックに千葉県松戸市と記述がある為、日本のブランドだと推測されます。
革小物サトウはリーズナブルな価格で日本製の革小物を展開しており、amazonや楽天サイトで高い売り上げを誇ります。
しかし、まだ歴史が浅く展開するアイテムの情報も少ないため、信頼して購入出来るブランドか疑問を持っている方も多いようです。
そこで、今回は小銭入れオタクである私が、革工房サトウの小銭入れ「L字ファスナー財布」を徹底的にレビューしていきます!
小銭入れオタクの目線からみた「クオリティー・機能性・デザイン性・コストパフォーマンス」を厳しく評価していきますので、是非小銭入れを購入する際の参考にしてみて下さい!
革工房サトウ・L字ファスナー財布のプロフィール
まずは、革工房サトウ・L字ファスナー財布のプロフィールを紹介していきます。
革工房サトウ/ L字ファスナー財布
L字ファスナーを採用した、コンパクトな小銭入れ。内部には、小銭入れポケットと収納スペースを2つ備えており、現金をあまり持ち歩かない方にはぴったりな設計。
価格 | 2,180円(税込み) |
---|---|
製造・生産国 | 日本 |
タイプ / 特徴① / 特徴② | L字ファスナー型小銭入れ/ 内側に小銭ポケット×1/ 小銭入れポケットを挟んで2箇所に収納 |
機能 | 内ポケット×1 |
素材 | 外装:牛革 内装:牛革 |
カラー | シボ革:キャメル/ダークグリーン/ブラウン/レッド/黒 クロコ型押し:茶 |
ブランド / 商品名 | 革工房サトウ/L字ファスナー財布 |
色展開
素材は、シボ革とクロコダイルの2種類に分かれています。
シボ革の色展開は「キャメル/ダークグリーン/ブラウン/レッド/黒」の5種類です。
クロコダイル型押しは「茶」の一色展開です。
革のエイジング(経年劣化)を好む方は「ブラウン・キャメル」辺りがおすすめです。
内部のカラー
内部の色味、ポケット部分も展開によって色味が異なります。
ポケット部分は、レッドのみコントラストカラーの黒を採用しており、他は各色表面と同系色で統一されています。
内部は、キャメルのみ染色されていないナチュラルな色味になっており、他は各色表面と同系色で統一されています。
革工房サトウ・L字ファスナー財布のディティール
ここからは、革工房サトウ・L字ファスナー財布のディティールを詳しく見ていきます。
素材の革
素材に採用されている革は、「シボ革」と「クロコ型押し」の2種類です。
いずれも販売サイトに「牛革」と記載がされていますが、詳しい革の種類が記述されていなかったので、ここからは商品画像から革を詳しく見ていきます。
まずは、シボ革から見ていきましょう。
キャメルの表面の商品画像です。
表面をみると、ムラなく染められており、光沢感とナチュラルなシボが見られます。
こうした特徴から、牛が生前につけた傷や革の癖が鞣しによって消され、薬品によって革を縮める事でシボを出す加工が行われている事がわかります。
こうした点から、素材は「クロム鞣しのシュリンクレザー」であることが推測出来ます。
次にクロコ型押しを見ていきます。
表面は、ムラなく染められて光沢感のある素材感になっており、質感的にクロム鞣しの革である事が推測できます。
また、表面に細かな皺が寄っていることから、材質は柔らかめのクロムレザーと言えるでしょう。
気になる点
「革工房サトウ・L字ファスナー財布」の購入者レビューや、商品画像を見ていて気になった点についても触れていきます。
購入者レビューを見ていると、キャメルの色味が商品画像と異なっていたという口コミが目立ちました。
写真だと深みのある色ですが、実物はもっと薄く明るい色見であるようです。
こうした点から、革の表情にかなりバラツキがある事が推測できます。
他の商品画像をよく見てみると、革のシボ感も各色によって異なっていました。
こうした点から、素材に使っている革の種類が統一されていないことが予想されます。
勿論「クロム鞣しのシュリンクレザー」であるのは統一されていますが、革の仕入先が都度異なるため質感に差が出てしまっているのでしょう。
小さな革工房で生産を行っている事が予想されるため、いささか仕方がない事とも言えますが購入する際には少し注意が必要です。
購入者の口コミの中には、コバ処理の甘さを指摘する投稿も見られました。
実際に商品写真を見てみると、確かにコバが切りっぱなしになっています。
価格的に仕方が無いとも言えますが、残念な点です。一応染色は施されているようですが、使用していくと削れて黒ずみが現れるでしょう。
しかし、ステッチ部分を見てみるとカーブ部分もきれいに整えられており品質には拘わって作られている事がわかります。
コバの仕上げに妥協できれば、まずまずの品質と言えるのではないでしょうか。作りはしっかりしており、長く使えそうです。
収納・サイズ
革工房サトウ・L字ファスナー財布の収納とサイズを下記の表にまとめました。
ここからは、詳細を写真付きで詳しく解説していきます。
収納 |
表面:なし 内部:小銭入れポケット×1 ポケットを挟んで2箇所に収納スペースあり |
縦幅 | 横幅 | 厚み |
11.5cm | 10cm | 1.5cm |
内部は、小銭入れポケット1つとポケットを挟んで2箇所の収納スペースが備わっています。
開口部はL字型ファスナータイプになっており、中身をこぼす事なくしっかりとホールドしてくれます。
小銭入れポケットは深めに設計されており、コイン15枚程であれば余裕で収まります。
しかし、1円玉などの小さな硬貨が奥に入ると取りにくいのが、この設計のマイナス点です。なるべく、小さな硬貨は上にしておくことをオススメします。
サイドにはカード、お札も収まり、現金をあまり持ち歩かない方にはピッタリの設計です。
お札が2つ折りで収まるサイズ感が高く評価できます。しかし、小銭ポケットは少々小さいので、コインケースメインとして使いたい方には向かない設計です。
ファスナー部分は、日本が世界に誇るジップブランド「YKKのジップ」が採用されており耐久性も安心できます。
サイズは、「縦幅11.5cm×横幅10cm」とコンパクトな設計になっており持ち運びにストレスを感じないサイズ感になっています。
厚みは1.5cmで、「スーツのジャケットの内ポケット」や「タイトなパンツ」にも余裕で収まるサイズ感です。
総合的にみると「2つ折り財布より1周り小さいサイズ感」といったところでしょうか。
機能性もしっかりキープしており、絶妙なサイズ感です。
革工房サトウ・L字ファスナー財布の総評
革工房サトウ/ L字ファスナー財布
L字ファスナーを採用した、コンパクトな小銭入れ。内部には、小銭入れポケットと収納スペースを2つ備えており、現金をあまり持ち歩かない方にはぴったりな設計。
価格 | 2,180円(税込み) |
---|---|
製造・生産国 | 日本 |
タイプ / 特徴① / 特徴② | L字ファスナー型小銭入れ/ 内側に小銭ポケット×1/ 小銭入れポケットを挟んで2箇所に収納 |
機能 | 内ポケット×1 |
素材 | 外装:牛革 内装:牛革 |
カラー | シボ革:キャメル/ダークグリーン/ブラウン/レッド/黒 クロコ型押し:茶 |
ブランド / 商品名 | 革工房サトウ/L字ファスナー財布 |
デザイン性 | ★★☆☆☆ |
クオリティー | ★★☆☆☆ |
機能性 | ★★★★☆ |
コストパフォーマンス | ★★★★★ |
コストパフォーマンスは、日本性でまずまずの品質の革製小銭れを購入できる点から、星5と高く評価しています。
2,000円代で購入できる小銭入れとしては、コスパが良いといえるでしょう。
機能性も、必要な機能をしっかりと備えながらもコンパクトなサイズ感で、星4と高く評価しています。
キャッシュレス派の方にはピッタリです!小銭の収納力もまずまずで、現金の派の方もでも安心して使えそうです。
クオリティーは、革の質感にバラツキがある点とコバがむき出しと言った点から星2と厳しく評価しています。
ステッチがきれいで作りもしっかりしているので、革に問題がなければもっと高く評価出来ていました。
デザイン性も、革の質感によって大きく異なるといった点から星2と厳しく評価しています。
クオリティー・デザイン性にマイナス点はありますが、総合的には「機能性・コストパフォーマンス」に優れた小銭入れと言えます。
日本製の本革小銭入れを2,000円代で探している方は、是非選択肢の一つに加えてみてはいかがでしょうか。