ラファエロ(Raffaello)は、大阪の南船橋に本拠を構える「株式会社Frank PR」によって運用されている革小物ブランドです。
商品の展開は主にラファエロの公式サイトとamazonで行っており、購入者レビューで高い評価を集めています。
中でも展開している小銭入れは、数え切れないほどの商品が出品されているamazonで「売上126」位を獲得しており、売上は好調なようです。
しかし、販売拠点はインターネットのみで実店舗を構えていない点から、ラファエロの小銭入れに関する情報が少ないのが現状です。
そこで、今回は小銭入れオタクである私が、ラファエロの小銭入れ「スフマート製法・小銭入れ」を徹底的にレビューしていきます!
小銭入れオタクの目線からみた「クオリティー・機能性・デザイン性・コストパフォーマンス」を厳しく評価していきますので、是非小銭入れを購入する際の参考にしてみて下さい!
スフマート製法小銭入れのプロフィール
まずは、スフマート製法小銭入れのプロフィールを紹介していきます。
ラファエロ/スフマート製法小銭入れ
絵画にも用いられるスフマート技法を革に落とし込んだ、「スフマート製法」で染め上げた小銭入れ。機能も充実しており、キャッシュレス派の方におすすめ。
価格 | 5,998円(税込み) |
---|---|
製造・生産国 | バングラデッシュ |
タイプ / 特徴① / 特徴② | ファスナー式小銭入れ/ 外側にポケット×1/ 中身が整理しやすい |
機能 | 表面:カードポケット×1 内部:コインポケット×1 フリーポケット×2 カードポケット×2 |
素材 | 外装:スフマート製法レザー 内装:スフマート製法レザー |
カラー | トスカーナレッド/アズールブルー |
ブランド / 商品名 | ラファエロ/スフマート製法小銭入れ |
色展開
色展開は「トスカーナレッド・アズールブルー」の2色展開です。
染色は、レオナルド・ダ・ヴィンチが編み出した絵画の技法「スフマート」を革に落とし込んだスフマート製法によって行われています。
スフマートの特徴である輪郭のぼかしを革に落とし込むことで、奥行きのある複雑な表情を醸し出しているのが特徴的です。
より、スフマート製法の魅力を楽しめるのは「アズールブルー」です。ベースの黒に青い染料のぼかしが美しく映えています。
内部のカラーは両色異なり、トスカーナレッドは赤みがかったレザー、アズールブルーはブラックのレザーを採用しています。
内部のレザーにはスフマート製法が施されていません。amazonの販売サイトでは、アズールブルーの内部の色味が確認しづらいため、ここで確認しておくことをおすすめします。
スフマート製法小銭入れのディティール
ここからは、スフマート製法小銭入れのディティールを詳しく見ていきます。
生産国
ラファエロの生産拠点はバングラデッシュに置いており、展開する革製品は全て現地の工房に在籍する職人によって作られています。
ラファエロを展開する「株式会社Frank PR」はバングラデッシュへの支援を積極的行っており、売上の10%を全て支援団体に寄付を行った事もあるそうです。
生産体制としては、イタリアで革製品の作り手として実績を積んだ職人の指導の元、バングラデッシュ人の方が生産を行っているようです。
コストパフォーマンスが高いのもこの生産体制のおかげでしょう。
品質には若干不安はありますが、取り組みとしては非常に評価できます。ラファエロは誠実な企業が運用するブランドと言えるでしょう。
購入者レビューから気になる点
スフマート製法小銭入れの購入者からの評価は上々で、品質に関しての悪い口コミは殆ど見られませんでした。
しかし、中には気になる口コミもいくつかありましたので少し触れておきます。
アズールブルーを購入した方の口コミで、商品画像と色合いが違ったという投稿が何件か見られました。
特にグラーデション部分の指摘が多く、実際の商品と商品画像のイメージに差がある事が予想されます。
商品画像は、青の淡いグラデーションが顕著に現れていますが、恐らく実際のグラデーション部分はもう少しくすんだ色味でしょう。
参考までに、フリマアプリで売られていた、アズールブルーと同色の長財布の商品画像を載せておきます。
撮影時の光加減もありますが、グラデーションは商品画像よりワントーン落ちた程度の色味だと考えたほうが良さそうです。
縫製
スフマート製法小銭入れのクオリティーは高く、日本製の財布と比べても殆ど見劣りしないレベルです。
しかし、少しだけ気になる点があったので、縫製部分のディティールについても触れておきます。
表面のコバ部分は丁寧に仕上げられており、ステッチもピタリとまっすぐ揃っています、
しかし、ポケット部分の縫製に少しだけズレが見られました。
これは厚みのある部分を表から縫い合わせているため、非常に技術を要する部分です。
完璧まで後もう一歩といったところでしょうか。
見ようとしなければ見えないほんの僅かな乱れなので、相当のマニアでなければ気にならない点ではあります(笑)
収納・サイズ
スフマート製法小銭入れの収納とサイズを下記の表にまとめました。
ここからは、詳細を写真付きで詳しく解説していきます。
収納 |
表面:カードポケット×1 内部:コインポケット×1 フリーポケット×2 カードポケット×2 |
縦幅 | 横幅 | 厚み |
7.5cm | 11.5cm | 1.5cm |
表面はカードポケットが一つ備わっており、交通系のカードを入れておくのに最適です。
ポケットの厚み的に、カード2枚程度であれば余裕で収まりそうです。
マチ部分は広く取られており、口が大きく開く設計です。
中身を取り出しやすいのが魅力的です!
内部は、「真ん中にコインポケット、サイドにフリーポケット、カードポケット2つ」を備えた設計になっています。
コインポケット部分は口が大きく開き、中身の出し入れがしやすい設計です。
ポケットのサイズは小さめの設計なので、小銭を多く持ち歩かない方には容量不足かも知れません。
フリーポケットには2つ折りでお札が収まります。カードが多い方は、フリーポケットを活用する事も可能です。
内部機能はかなり充実しており、キャッシュレス派の方にピッタリな設計です!
サイズは「縦幅7.5cm×横幅11.5cm」のコンパクト設計を採用しています。
やや大きめの作りですが、収納にはストレスを感じにくいサイズ感です。
男性の方であれば片手に収まるサイズです。
厚みは1.5cmと、標準的なファスナー付き財布よりもやや幅が抑えられた設計になっています。
ジャケットやパンツのポケットにも余裕で収まるサイズ感です。タイト目のパンツだと、やや収まりにくいでしょう。
機能が充実している分仕方がないとも言えますが、薄型の小銭入れを探している方にはおすすめ出来ない厚みです。
スフマート製法小銭入れの総評
ラファエロ/スフマート製法小銭入れ
絵画にも用いられるスフマート技法を革に落とし込んだ、「スフマート製法」で染め上げた小銭入れ。機能も充実しており、キャッシュレス派の方におすすめ。
価格 | 5,998円(税込み) |
---|---|
製造・生産国 | バングラデッシュ |
タイプ / 特徴① / 特徴② | ファスナー式小銭入れ/ 外側にポケット×1/ 中身が整理しやすい |
機能 | 表面:カードポケット×1 内部:コインポケット×1 フリーポケット×2 カードポケット×2 |
素材 | 外装:スフマート製法レザー 内装:スフマート製法レザー |
カラー | トスカーナレッド/アズールブルー |
ブランド / 商品名 | ラファエロ/スフマート製法小銭入れ |
デザイン性 | ★★★☆☆ |
クオリティー | ★★★★☆ |
機能性 | ★★★☆☆ |
コストパフォーマンス | ★★★☆☆ |
クオリティーは、縫製がきれいである点とレビューに悪い評価がなかった事から星4と高く評価しています。
縫製は完璧まで後もう一歩といったところでしょうか。しかし、コバ処理も美しく、値段以上のクオリティーと言えます。
デザイン性もスフマート製法による染色が美しく高く評価出来ますが、商品画像との差異がみられたため星3としています。
アズールブルーの、商品画像と実物との違いには注意が必要です。
機能性は、キャッシュレス派の方にはおすすめですが、使う人によっては物足りないと感じるでしょう。総合的にみて星3としています。
コストパフォーマンスは、生産国・ブランドの知名度的に割高である点と、公式サイトでamazonより高く売られている点から、星3としています。
公式サイトと差異がある点から、今後値上げされる可能も考えられます。
総合的みると、クオリティーに優れており高く評価できる小銭入れです。
小銭入れを探している方は、是非選択肢の一つに加えてみてはいかがでしょうか。