東京下町工房はインターネット通販サイトをメインに、革財布を展開しているブランドです。
展開の中でも小銭入れはamazonで高い売上を誇り、2021年現在で販売件数6位を獲得しています。
ブランドの運用元は不明ですが、東京下町革工房の商標を調べてみると「株式会社イーストオーシャン」という東京の会社がヒットしました。
こうした点から、東京下町工房は日本の会社が運用するブランドだと推測されます。
しかし、東京下町工房の財布に関する情報は非常に少なく、購入者レビューにも賛否両論があるため、安心して購入できるか疑問を持っている方も多いようです。
そこで、今回は小銭入れオタクである私が、東京下町工房の小銭入れ「手縫い仕上げコインケース」を徹底的にレビューしていきます!
小銭入れオタクの目線からみた「クオリティー・機能性・デザイン性・コストパフォーマンス」を厳しく評価していきますので、是非小銭入れを購入する際の参考にしてみて下さい!
東京下町工房・手縫い仕上げコインケースのプロフィール
まずは、東京下町工房・手縫い仕上げコインケースのプロフィールを紹介していきます。
東京下町工房/ 手縫い仕上げコインケース
口がカパッとひらく、馬蹄形を採用した小銭入れ。留め具に金属を用いず、上蓋の摩擦のみで開口する構造になっており、シンプルなボディーが魅力的。色展開は全7種類。
価格 | 2,080円(税込み) |
---|---|
製造・生産国 | 不明 |
タイプ / 特徴① / 特徴② | 馬蹄型小銭入れ/ 外側にカードポケット×2/ 内側に仕切り付きポケット×1 |
機能 | 馬蹄型ポケット×1 |
素材 | 外装:牛革 内装:牛革 |
カラー | イエロー/オレンジ/ピンク/ブラウン/ブラック/ダークグリーン/ネイビー |
ブランド / 商品名 | 東京下町革工房・手縫い仕上げコインケース |
色展開
色展開は全7種類で、素材には牛革が採用されています。ラインナップは幅広く、イエローやピンクなど明るい色味も展開しており、女性の方でも使えそうです。
革のエイジング(経年劣化)が好きな方には、「オレンジ・ブラウン」辺りがおすすめです!
ステッチ部分の色味
ステッチ部分は、「ブラック・ブラウン・ピンク・イエロー」は色味が比較的目立たない同系色で仕上げられています。
「ネイビー・ダークグリーン・オレンジ」はそれぞれワントーン程明るい色味のステッチが採用されており、程よいアクセントカラーになっています。
表面の縫製はきれいに整っており、耐久性も問題なさそうです!
東京下町工房・手縫い仕上げコインケースのディティール
ここからは、東京下町工房・手縫い仕上げコインケースのディティールを詳しく見ていきます。
革の種類
東京下町革工房・手縫い仕上げコインケースの販売サイトには、詳しい革の種類の記述はありませんが「牛革」とのみ記されています。
そこで、商品画像を拡大してみました。
よく見てみると、光沢感のある素材であることがわかります。
また、革本来の表情であるトラ(牛が生前つけた傷)などが染料で隠れてムラなく染め上げられています。
こうした特徴から、「クロムなめしの牛革」であることが推測されます。
購入者の口コミを見ると、革の質感についての投稿も見られました。
投稿の中では、「革の質感が柔らかい」という声が挙げられています。
他の口コミの中にも、硬い革のほうが良かったという声がいくつか見られました。
馬蹄型の構造的に、革が柔らかいと型崩れが起きやすくなってしまう為、やや材質的にミスマッチと言えるでしょう。
購入者レビューから気になる点
amazonで「東京下町工房・手縫い仕上げコインケース」の購入者レビューを見てみると、1000件を超える口コミが見つかりました。
口コミを見てみると、購入者の評価は全体的には高いですが、中には気になる投稿もいくつか見られました。
そこで、ここからは気になった口コミをいくつかピックアップして紹介していきます。
購入者レビューを見ていると「フタ部分の不自然な折り目」「凹みと内部の毛羽立ち」といった、品質に関するマイナス点がいくつか見られました。
リピーターの方からのマイナス評価もある事から、品質にかなりバラツキがあると言えるでしょう。
中には縫製や革の品質を高く評価する口コミも見られました。
恐らく、マイナス評価は検品が甘かった商品につけられたレビューではないでしょうか。
生産国
東京下町工房・手縫い仕上げコインケースの生産国は、販売サイトに詳しい記述が無いため不明とさせていただきます。
ここからは、あくまで私の推測です。
東京下町工房の他の商品を見てみると「日本製」と明記されているアイテムもいくつかみられます。
では、東京下町工房・手縫い仕上げコインケースの生産国はなぜ明記されていないのでしょうか?
それは生産国が「東京下町工房」というブランド名と矛盾するためだと考えられます。
恐らく、国外の縫製工場で生産しているのではないでしょうか?
口コミを見る限り、購入者の中には日本製と思い選んだ方も多いようです。
しかし、その中には品質に不満を持った方からの投稿も見られます。
生産国が明示されていないため断言は出来ませんが、少々販売方法に悪質さを感じます。
収納・サイズ
東京下町工房・手縫い仕上げコインケースの収納とサイズを下記の表にまとめました。
ここからは、詳細を写真付きで詳しく解説していきます。
収納 |
表面:なし 内部:馬蹄形ポケット×1 |
縦幅 | 横幅 | 厚み |
8.5cm | 7.5cm | 1.7cm |
内部には、馬の蹄に似ているからその名がついた「馬蹄形ポケット」を採用しています。
金属の留め具は備わっておらず、開口部の先端を持ち上げる事でカパッと口が開く設計になっています。
シンプルな設計ながら収納力は高く、コイン35枚は余裕で収まります。
ワンタッチで開けられるので、会計もスムーズに済ませられます。
カード・お札の収納は難しく、小銭の収納メインで考えたほうが良いでしょう。財布を一つにまとめたい方には向かいない設計です。
蓋が受け皿代わりになる構造になっています。
中身がこぼれにくく、ひと目で会計に必要な硬貨を判別することが可能です。
サイズは「横幅8.5cm×縦幅7.5cm」のコンパクト設計で、手のひらにピタリと収まります。
パンツのポケットにも余裕で収まるサイズ感です。
厚みも「1.7cm]と非常に薄型で、ジャケットの胸ポケットや鞄に入れてもかさ張らないサイズ感です。
会社のデスクの中や車のダッシュボードにも収納可能で、非常時の小銭入れとしてもおすすめです。
東京下町工房・手縫い仕上げコインケースの総評
東京下町工房/ 手縫い仕上げコインケース
口がカパッとひらく、馬蹄形を採用した小銭入れ。留め具に金属を用いず、上蓋の摩擦のみで開口する構造になっており、シンプルなボディーが魅力的。色展開は全7種類。
価格 | 2,080円(税込み) |
---|---|
製造・生産国 | 不明 |
タイプ / 特徴① / 特徴② | 馬蹄型小銭入れ/ 外側にカードポケット×2/ 内側に仕切り付きポケット×1 |
機能 | 馬蹄型ポケット×1 |
素材 | 外装:牛革 内装:牛革 |
カラー | イエロー/オレンジ/ピンク/ブラウン/ブラック/ダークグリーン/ネイビー |
ブランド / 商品名 | 東京下町革工房・手縫い仕上げコインケース |
デザイン性 | ★★★★☆ |
クオリティー | ★☆☆☆☆ |
機能性 | ★★★☆☆ |
コストパフォーマンス | ★★★☆☆ |
デザイン性は、シンプルなデザインで見た目の高級感もまずまずといった所で、星4と高く評価しています。
大きめのステッチも良いアクセントになっており、値段以上に見た目に満足できる小銭入れと言えます。
クオリティーは、品質によってバラツキがあると言った点から星1と厳しく評価しています。
生産国が不明であるといった点に不安が残ります。ブランド名から日本製と考える方は多いでしょう。本当に日本製であるならばサイトにしっかりと明記して欲しいところです。
機能性は、小銭の収納をメインに考えている方には機能的な設計ですが、用途が限られると言った点から星3としています。
コストパフォーマンスは、クオリティーから考えると相応といったところでしょうか。縫製がきれいなので、その点は値段以上のクオリティーがあると言えます。
品質に不安はありますが、満足している購入者が多いのも事実です。総合的には、小銭の収納力が高くデザイン性に優れた小銭入れと言えるでしょう。
3000円以下で、本革の財布を探している方は、ぜひ選択肢の一つに加えてみてみてはいかがでしょうか。